カレー特集【ドライカレー】
挽き肉を使ったドライタイプのカレー【ドライカレー】

ドライカレー

ドライカレーはルーカレーとはまた違ったカレーです。
一般家庭では、カレーと言えば、大抵はルータイプのとろみのついたカレーなのではないかと思います。ドライカレーは、そういったルータイプではなくて、汁気の少ないカレーのことを言います。
じゃがいもやにんじん、たまねぎとお肉がごろっと入っていて、具が大きめのルーカレーと比べると、挽き肉を使用して、材料もみじん切りにして細かくして作るドライカレーは見た目は随分違いますが、野菜の味とカレースパイスの味が一緒になって、食べるとやっぱりカレーだなぁと思いますよ!
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ドライカレーってどんなカレー?
ドライカレーの大きな特徴は、ルータイプのカレーとは違って半液状ではなく、液状ではない、すなわち「ドライ」の(=乾いた)状態であるということです。
カレーと一口に言っても、色々あって最近では、「スープカレー」というルータイプのカレーよりも更にさらさらしたスープタイプのカレーまで出てきています。言ってみれば、このドライカレーはスープカレーとは対極にあるカレーと言っていいでしょう。
一般的に「ドライカレー」と呼ばれているものは、2種類あるようです。

まず一つめの「ドライカレー」は、ミートソースのカレー版といった感じのものです。挽き肉を炒めて煮詰めて、汁気がないカレーをご飯にかけて食べるというスタイルのものです。材料は、挽き肉と野菜のみじん切りがメインです。挽き肉は、牛肉・豚肉・鶏肉が100%か、もしくは合挽き肉で、そのセレクトは個人の好みで分かれそうです。一般的には牛肉を使用したものが多いようです。また、野菜は、やはりたまねぎはどんなドライカレーにも使われていて、それは必須アイテムとなっています。それ以外は、にんじんやセロリ、ピーマン、グリンピース、トマトなどから何種類かを入れるというのが一般的のようです。ご飯は白いご飯のほか、サフランライスに合わせることもあるようです。
このタイプのドライカレーの作り方は「ドライカレーのレシピ・その1」で書いていますので参考にしてください。

もうひとつのドライカレーは、見た目はカレーピラフみたいな感じです。
上に書いた上にかけるタイプのドライカレーとは見た目もちょっと違います。カレーをご飯にかけるのではなく、ご飯自体にカレーの味がついているのです。このタイプのドライカレーは、カレー粉で味をつけたピラフやカレー粉で味付けしたチャーハンもドライカレーと呼んでいます。
このタイプのドライカレーの作り方は「ドライカレーのレシピ・その2」で書いていますので、そちらを参考にしてください。

ちなみに、これまで説明した二種類のドライカレーですが、二つを区別する時は、前者を「ウェットタイプ」、後者を「ピラフタイプ」と呼ぶ説もあるのだとか。ドライなのにウエットと言う命名はいまいちしっくりと来ないような気が・・・。
ドライカレー事始
ドライカレーって、どこの国から入ってきたものなのでしょうか?
調べてみたところ、ドライカレーは外国から入ってきたカレーが日本風に進化した、いわゆる洋食であることが分かりました。
一般的に言われる挽き肉が入っていて、汁気のないカレーがご飯の上に載っているというドライカレーは、明治の頃に日本郵船という会社のヨーロッパ航路を運行していた船の日本人コックが考え出したと言われています。
考案された正確な年は資料が残っていないので、はっきりとした発祥の年は分かりませんが、日本郵船歴史博物館の所蔵品の中にある、実際にヨーロッパ航路を航行していた「三島丸」で使われていたメニューの中に「Lobster & Dried Curries(ロブスターとドライ・カリー)」というメニューがあったということが判明しています。そのメニューは1911年のものということですから、ドライカレーの歴史はもう少しで100年にもなるんですね。
また、その当時の日本郵船の資料からは、福神漬けがカレーに添えられるようになった発祥についても書かれています。元々はカレーにはインドから入ってきた「チャツネ」と言われるものが添えられていました。ところが、このチャツネ、日本人の舌には合わなかったうで、あまり好評ではなかったようです。その代わりに、福神漬けを添えてみたところ、これが意外と好評だったので、それからは福神漬けを添えることにしたのだとか。今では定番となった、カレーと福神漬けという組み合わせは、実はその頃に始まったものだったのですね。

ここまで述べてきたのは、ミートソース状のドライカレーについてでした。
では、ピラフ状のドライカレーはいつ頃からあったのでしょうか?
その手がかりというのは、それ程なく、ある雑誌の特集では、銀座の焼き鳥屋さん「鳥繁」の創業当時のメニューに既にこのタイプのドライカレーが定番メニューとして掲載されていたということが紹介されていました。その焼き鳥屋さんで考案したというのではなく、来店したお客がカレー粉持参で作ってくれと言ったのがきっかけでメニューに加わったということのようです。それをそのまま解釈するとすれば、その客が既にどこかでドライカレーを食べていたという可能性もありそうです。
ドライカレーのレシピ
その1 スポンサード リンク
ミートソース状のドライカレーの作り方について説明します。

【材料】
・挽き肉(牛でも合挽きでも豚でもOK) ※一人分40〜60gぐらいが目安
・ホールトマト缶詰
・たまねぎ
・にんじん
・セロリ
・ピーマン
・にんにく
・カレーフレークまたはカレールー
・コンソメなどの固形スープの素
・油(サラダ油・オリーブオイルなど)
・塩
・胡椒
・香辛料(パプリカ、チリペッパーなど)
・水

【作り方】
1. 材料の下ごしらえをする。
・たまねぎ・にんじん・セロリ・ピーマンは、みじん切りにします。フードプロセッサーなどがあるなら、それを使うと楽に細かく刻めます。
・にんにくは、包丁でつぶしておきます。
・ホールトマトの缶詰は、ヘタや皮などがあれば取り除いて、少しつぶしておきます。種が気になる人は一緒に取り除きます。
2. 油に香りと旨みを加える。
・油をフライパンに入れて、潰したにんにくとローリエを入れ、ゆっくりと熱しながら、油ににんにくとローリエの香りと旨みを加えます。
3. 挽き肉と野菜を炒める。
・にんにくに色が付き始めたら、取り出して、みじん切りにしたたまねぎ・にんじん・セロリを入れて中火で炒めます。全体に火が通ったら、弱火でじっくりと炒めます。
・野菜が炒まったら、挽き肉とピーマンのみじん切りを入れ、固まりにならないように強火で炒めます。
4. 煮詰める
・3で炒めた野菜と挽き肉に、水とカレーフレーク(または細かくしたカレールー)、固形スープの素、崩したホールトマトの缶詰を入れて、中火以下で煮詰めます。
あくを取りながら、時間をかけて少しずつ煮詰め、汁気がなくなったら、ローリエを取り出して、塩・胡椒で味を調えます。
・辛味を足したい人は、カレー粉やパプリカ、などを後で足して味をプラスするのもいいでしょう。


その2
ピラフ状のドライカレーの作り方について説明します。

【材料】
・挽き肉(牛肉が最適) ※一人分40〜50gぐらいが目安
・たまねぎ
・にんじん
・ピーマン
・にんにく
・しょうが
・レーズン
・ご飯
・ゆで卵
・カレーフレークまたはカレー粉
・コンソメなどの固形スープの素
・油(サラダ油・オリーブオイルなど)
・塩
・胡椒
・お湯
【作り方】
 1.材料の下ごしらえをする。
・たまねぎ・にんじん・セロリ・ピーマンは、粗くみじん切りにします。
・にんにく・しょうがは、みじん切りにします。
・レーズンはお湯に浸して、柔らかくしておく。大きさが気になる場合は戻してから粗く刻みます。
2. 油に香りと旨みを加える。
・油をフライパンに入れて、みじん切りにしたにんにくとしょうがを入れて炒めた後、挽き肉を炒めます。肉がぽろぽろにほぐれるような感じになったら、たまねぎ・にんじん・ピーマンを入れて炒めます。
3. 2が軽く炒まったら、カレー粉、固形スープの素、お湯を入れて、味付けをします。
4. レーズンとご飯を3に入れて炒めます。
5. 皿に盛って、ゆで卵を飾ります。
ドライカレー応用編
ここでは、ピラフタイプではないドライカレーの応用について紹介したいと思います。
ドライカレーを作りすぎちゃった!という人はぜひ試してみてください。

●カレーパン
最近は、ホームベーカリーが普及したおかげで、パンを自宅でも簡単に焼くことが出来るようになりました。パン作りが趣味の人は、余ったドライカレーを使ってカレーパンを作ってみましょう。
パン作りが出来る環境にない場合は、ホットドッグ用のパンなどに挟んだり、食パンでサンドイッチ状にしてみると簡単にカレーパンの雰囲気を出すことが出来ます。食パンでドライカレーを挟んだものに衣をつけて、油で揚げると、手軽に揚げカレーパンを作ることが出来ます。
●カレースパゲティ
茹で上がったスパゲティにドライカレーをミートソースの要領でかけるだけで、簡単にカレースパゲティを作ることが出来ます。
●カレーグラタン
茹でたマカロニにドライカレーをかけて、チーズを載せて焦げ目がつくくらいに焼くと、カレーグラタンが簡単に出来ます。茄子やジャガイモと合わせるなどのバリエーションもまたおいしいですよ。
ドライカレーの名店紹介!
全国にあるドライカレーがおいしい!と評判のお店を紹介しちゃいます。
近くまで行く機会がある方はぜひ行ってみて下さい!

●パク森
横浜カレーミュージアムにも出店しているドライカレーの名店です。
ドライカレーの上に更にルーカレーもかかっているという独特さが支持されています。
パク森のドライカレーは大人気で、レトルト食品にもなっています。
【パク森 本店】
・住所 東京都新宿区市谷左内町1 山本ビル1F
・電話 03-3267-2906
・営業時間 11:15〜14:30,15:30〜21:30
・定休日 日曜日・祝日
【パク森 渋谷店】
・住所 東京都渋谷区道玄坂2-16-8 ビジネスヴィップ道玄坂 坂本ビルB1F
・電話 03-3464-9778
・営業時間 11:00〜14:45,16:00〜21:00
・定休日 月曜日(祝日の場合は営業),祝日の場合営業
【パク森 ルミネ大宮店】
・住所 埼玉県さいたま市大宮区錦町630 ルミネ大宮店ルミネ1 6F
・電話 048-649-8858
・営業時間 11:00〜22:00
・定休日 不定
【横濱カレーミュージアム パク森】
・住所 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-2-3 8F
・電話 045-250-0833
・営業時間 11:00〜21:40
・定休日 なし

●ハイチ
ハイチコーヒーを置いているハイチ料理のお店ですが、ドライカレーでも有名です。
創業20年以上の趣きある雰囲気がお気に入りという人が多いです。
・住所 東京都新宿区西新宿1−19−2 シルバービルB1F
・電話 03-3342-4569
・営業時間 10:00〜24:00(L.O.23:15) ※日祝10:00〜23:00(L.O.22:15)
・定休日 なし

●自由軒http://www.jiyuken.co.jp/
関西のこだわりのカレー名店。生卵とカレーという組み合わせの元祖です。人気は「名物カレー」です。
自由軒では、伝統の味を守るために、毎日本店でソースを作り、支店に配送しているそうです。そのため、本店から離れたところに出店して、味が落ちるようなことがないように、頑固に関西での3店の店舗網を守り続けています。
横濱カレーミュージアムに出店していて、レトルトカレーの販売や関東・関西にも店舗を持っている「せんば自由軒」とは別の店です。
【自由軒 難波本店】
・住所 大阪府大阪市中央区難波3-1-34
・電話 06-6631-5564
・営業時間 11:20〜21:20
・定休日 月曜日
【自由軒 天保山店】
・住所 大阪府大阪市港区海岸通1 天保山マーケットプレース2F 「なにわ食いしんぼ横丁」内
・電話 06-6576-5821
・営業時間 10:00〜20:00
・定休日 不定
【自由軒 堺北花田ダイヤモンドシティ店】
・住所 堺市東浅香山4-1-12 ダイヤモンドシティープラウ 4F
・電話 072-246-3278
・営業時間 11:00〜23:00
・定休日 なし
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